久々の登場だが決して休んでいたわけではない。
あまりにもハズレが多かった。
今回はこちら

サッカー日本代表監督イビツァ・オシムの言葉
彼の半生とともに紹介したもの。
彼の哲学を理解するには今はなきユーゴスラビアという国の歴史を
紐解かなければならない。
ユーゴスラビア多民族国家であり、
7つの隣国
6つの共和国
5つの民族
4つの言語
3つの宗教
2つの文字
1つの国家
とその統治は困難なことで有名である。
内戦により今はそれぞれの共和国が独立しているが、
オシムはその内戦のさなかにこの国の代表監督になった。
各共和国・民族の対立は深く、
それぞれの共和国・民族がそれぞれの共和国・民族出身の代表選手を応援し、
マスコミはご当地選手の起用法をめぐり、
辛辣にオシムの采配を批判した。
日本人と韓国人と北朝鮮人と中国人と台湾人と同じ代表に集めたようなものだ。
考えただけで、イヤになる。
遠征中に民族同士の紛争があり、選手の精神を蝕んだ。
そんなチームをまとめ上げ、
90年イタリアW杯ではベスト8になった。
政治情勢が不安定な中、オシムの言葉は磨かれた。
有名な言葉がある。

ライオンに追われているウサギが逃げ出すときに、肉離れを起こしますか?
準備が足らないのです。

うまいこというものである。