就職活動3

自己分析や企業研究が十分でも、
面接においてうまく話せないこともある。
面接官でさえ、社外プレゼンでしどろもどろになることもあるので気にすることはない。
要はしどろもどろになりながらも
いいたいことを分かりやすく伝えることであり
そのためにもシンプルな芯のある回答をすることが大事。
また、相手の質問の意図を適切に把握することも重要である。


研究室のゼミや報告会でも何がいいたいのかわからない発表だったり
答えが答えになっていない回答も多い。
また、どっちつかずの回答をする人もいる。
上司や教員に判断を丸投げしているに過ぎない。
自分なりの答えを用意すべきであろう。
そのための裏付けを集めることが勉強につながり
自分なりの回答を言い切るためには
その研究や仕事に対する熱意や思い入れが必要。
ただ単にやらされ仕事の3年間では
企業側が求める問題設定能力やその解決能力は身につかない。
日常の大学院生生活を少しでも有意義に過ごすことで、
自分のアピールする点はいくらでも増える。


日常生活という点で、
ゼミの発表はより身近な面接練習である。
言いたいことを伝える、言葉遣い、質問に対する回答。
いずれも内容は違えど面接での質疑応答に合致する。
「え〜と」や「ですね」とまとまりのない話し方や、
「です」「ます」を使わない話し方では相手の不快感が増すだけ。
日常のやっつけ仕事も意識高くできる人間こそ企業の求める人材ではないか。
商談があるからといって、交渉術を訓練してくれる企業もないし、
企画書を書くためのライティングテクニックをセミナーする企業も聞いたことない。
すべては"On The Job Training"。
やりながら覚え、その技を磨くしかない。
それを能動的に自ら行える人間と、
必要に迫られるまで逃げ続ける人間は、
面接官でない私でさえ見分けがつく。
何千人と面接してきた人事担当者が見抜けないわけない。