ジャンさんの教えから、

「何かを説明する英語の文体は3つの種類がある」
1、Narration
2、Description
3、Exposition

この違いを意識して英文を書く日本人は少なく、
3つが混ぜこぜになっているそうです。

  • Narration

何かについて、事件が起きた順に時系列に説明すること。

  • Description

何かを観察する場合、客観的事実を中立的に述べること。

  • Exposition

自分の意見や感情を入れながら説明すること。



この絵を説明すると、

  • Narration

30分前にこの場所に到着した。10分ほどして電話をかけた。
そのあと持っている花束を見て、さらに15分ほど過ぎその場を立ち去った。

  • Description

青いスーツに赤いマフラーをしている。
手には花束と手紙を持っている。
公園のベンチの近くに立っている。

  • Exposition

手に花束と手紙を持ち誰かを待っている。
立派な花束はプレゼントと考えられる。
そわそわしている様子から、
手紙にはプロポーズの言葉が書かれているのではないかと思われる。


Expositionは主観的な説明になっているのに対して、
NarrationやDescriptionは客観的な事実を述べている。
このことは一般的な論文の構成要素の中でも同じように応用できる。

Introduction…Description
過去にこのような事実があった。
Materials and Methods…Narration
実験の経緯を述べる。
Results…Description
このような結果が得られた。
Discussion…Exposition
私はこう解釈する。

このように異なる文体が混じり合うことがなくなると、
焦点がはっきりし、整理された文章になる。