失望

しつ‐ぼう【失望】
のぞみを失うこと。あてがはずれて、がっかりすること。
                    
                      広辞苑より

そう最近は失望の連続だ。
がっかりだよ、まったく。

−ワールドカップでの敗北をどう見た。

「逆に質問したい。みなさんが失望したとすれば、その前に状況を楽観視していたことになる。その見方はどんな根拠に基づいていたのか。力以上の期待をすると失望することになる。現実的に考える必要がある」


                   オシム監督 日本代表監督就任会見より

まったくその通り。
期待しすぎなんだよね。
「こんなこと言われなくても分かるやろ」ってことを
「言わないと分からないらしい」ということが分かった。
最近の現実的な分析の結果だ。


うちの研究室には"欠席メール"なるものがある。
何らかの理由で学校を休む場合に研究室の教員宛てにメールするのだ。
表向きは研究室で学生を預かる以上、
どこで何をしているのか把握したい。
物騒な世の中ですし、多くの学生は一人暮らしなので、
ということになっている。
まるで小学生や中学生に「欠席する場合は担任に連絡してください」
というお約束のよう。


しかし、暗には
風邪とか特別理由がない限り学校に来て実験してくださいよ。
夕方3,4時から来て学校にいましたよって顔しないで、
せめて、午前中から来て研究してくださいよ。
あなたの発注した試薬が届くかもしれないし、
あなたの研究に関するレポートを至急作らなければいけないかもしれないし、
あなたの研究の進捗状況を指導教官が確認したいかもしれないし、
あなたの後輩が実験中にトラブルかもしれなし、
あなたは何がしたくて大学に入ったのかなぁ?
ってな暗黙のプレッシャーでもある。
要するに、出欠の確認を要求されるくらい信用がない。
当たり前のことだけどあえてお約束として明文化しなければ分からない。


共同作業でも休む場合や遅刻する場合は連絡するように言われている。
休んだり遅刻したりすることには何の罰則もないし、
理由について深い追求もしない。
「今日は体調が悪いので休みます」
「朝、先生と打ち合わせがあるので遅刻します」
だけで済むのでお願いだから、これくらいはやってほしい。


こんな出欠メールのやりとりは
ただ単に出欠の確認をしたいだけではない。
研究室に所属している以上、自分の行動に責任を持てと
当たり前のことを教えている。
異論はあるかもしれない。
もっと別のいい方法があるかもしれない。
だったら新しいルールを作ればいい。
今のルールに固執する必要はない。
不自由なルールは壊してしまえばいい。
ルールを破るのならそれに変わる新しいルールを提案しよう。
それができないのなら今のルールに従おう。
それくらいできるはずや。
おっと、また期待しすぎでガッカリするところだった。