野球脳とサッカー脳

昔のAERAの中にあった記事。
野球とサッカーで使われる思考回路が違うという。
その記事によれば

「野球脳」
ONとOFFの切り替えがあり完全分業・上意下達型。
ベンチに要求されたスキルを着実にこなす。
投球術や打法は個人の鍛練で磨き上げられる。
個人が無意識で力を発揮する野球は小脳型。

野球は決められた事をきっちりと行うことが必要で、
仕事でいうならば上司に言われた事をきっちりと行う能力が求められる。

「サッカー脳」
常に「ON」。攻守双方を能動的・自立的に行う。
試合中ずっと戦術眼を使い、次の展開を自ら作り出す。
個人の自律的な動きをチームワークにつなげて戦う。
集団が情報を的確に捉え、瞬時に判断を下す流動的知能が必要なサッカーは前頭葉型。

瞬時の状況判断が必要で、ひらめきや感を最大限働かせることが必要であり、
仕事でいうならば自ら仕事を見つけて解決していく能力が求められる。


どちらの脳が優秀かということは決められない。
企業で求められる人材は、仕事を確実にこなした上に、
さらに自分で仕事を探して解決する能力をもつことを求められる。
どちらにも共通することはチームとしての最終目標があり、
それに対して全員で取り組むということ。
研究室にもサッカー脳の人間、野球脳の人間、様々いる。
しかし研究室としてどういう目標があり、
それに対して各個人にどのような役割を求められているのか、
個々が理解し、実行する必要がある。
少なくとも研究室の一員として所属しているのだから。