お遍路

お遍路に関する話題が2つほど新聞に出ていた。
1つはお遍路の道中にゴミの放置が目立つ、という内容。
年間5000人くらいやってくるようになり、
活気が出てきたのはいいがマナーの悪さを嘆く。
地元の人はボランティアで宿や食事を提供するが、
中にはビールを飲み散らかして出て行く人も。
もう1つはお遍路のスタンプラリーに使う
スタンプ帳を盗まれる被害が増えている、という内容。
最近はインターネット上でも売買されるらしい。
売る人も買う人も何を期待するのやら。
自分で達成したからこそ意味があるわけで、
スタンプ帳はおまけに過ぎない。


どちらの話題も「ちょっと」考えればアホなことしていると気付くことなのに
当事者はその『ちょっと』すら気付くことができなくなってしまったのか。
相手のことを思えば気付くだろう。
想像力の低下か。思いやりの欠如か。
人間関係が希薄になればなるほど気付きにくくなるのだろう。